セビージャ通信

2014.08.20 update

Elige bien tu camino y sigue siempre p’alante.

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セビージャの中心街を走る路面電車に、来月から始まるビエナル・フラメンコの広告シールが貼られたのです。セビージャの公共交通機関Tussamが、「全ての道をビエナルに導きます」と掲げながら。

たくさんのアーチストが参加するビエナルプログラムの中から、広告写真に選抜されたアーチストの中の一人にファルキートも。これにはスペイン人の中にも違和感を覚えた人がいましたが、ビックなアーチストがたくさんのビエナルの中から、わざわざ交通の人身事故で世を騒がせたフアルキートを交通機関の広告に選び出さなくても、、、と思うのが日本人。触れずに他のアーチストたちで飾っておけばいいんです。。。。

そんなことにも気づかないのかセビージャの交通機関?!と思い、写真を撮ってマジマジと見てドキッとしました。ファルキートの顔写真の隣にティエントスの歌詞が。

「あなたの道をしっかり選び、まっすぐ進みなさい。真実の道は、いつもあなたを何処かに導くので。」というような内容の詩です。(翻訳心なくてすみません。こういうの苦手なので。)あえてファルキートを選んだのか、と気づかされました。やはりフラメンコの本場のセビージャは一味も二味も違います。これがフラメンコなのではないか?!?!?とまた一つ気づかされた気がしました。

"Elige bien tu camino y sigue siempre p'alante. Porque una verea real siempre lleva a alguna parte. (Flancisco Moreno Galván. Tientos de José Menese)"


Text/Mayumi Shimoyama
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2014.08.03 update

「サクラ・プロジェクト」

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グラナダの海の町モトリルで8月1日、二つ隣の海のアルムニェカルで翌日2日、日本人フラメンコ踊り手さん4名を引き連れて、グラナダのギターリスト、エミリオ・マジャが仕掛けた、「サクラ・プロジェクト」というステージが連日行われました。

今の日本のフラメンコを引っ張る若手バイラオーラたちを同時に4名も観られるなんて!!!!ということで、喜んで行ってきました。(私どなたの踊りも初めて)

ソロをトップで踊った荻野リサさんの重みと深みのあるソレア。最初にガツッと会場の雰囲気を勝ち取る、勝ち組をトップに置くのが古来からの日本の武道戦勝法ですね。どうだー!と、リサさんのフラメンコがムードメーカーで、完全に日本人ステージの勝利の流れを作り出してました。

続いて吉田久美子さんがアレグリアスをバタデコーラとマントンで。2日目はマントンを使わなかったので、「昨日の劇場に忘れて来ちゃったのか???」と勝手に余計な心配をしてみたのですが、2日目の野外のステージは風が強かったのでマントンを使わなかったのだそうです。やっぱりバタのアレグリアスはこう踊ってほしいよね!という期待を裏切ることなく、楽しく踊ってくれました。でいてエレガントで美しい。観客がオールスペイン人ですが、皆声立てて喜んでいました。

3番目、大塚香代さん。シギリージャ。「すごい!!!!」この一言以上に何を言っても無駄ですね。踊りダッシュの走りこみが深くて長い。歌手でいうところの、息継ぎをせずに長いフレーズを歌い続けるプロ技のような。それでいて乱れない。肉眼でも見えた俊敏な手の動きの軌道の残影。ステージに手の流れ星を何度も見ました。

ラスト、浅見純子さん。タラント。やっぱり団長さんの風格アリですね。三蔵法師がフラメンコ踊ったらこんなかんじなのかな?とか思いながら、観てました。エレガントな足先からはビームが出ているかのような凶器を覚え、現地人男性4人のギターとカンテとパーカッションが、家来に見えました。

4人4色でありながら、ギターのエミリオも含め、全員が本当に素晴らしかったです。純なフラメンコで真正面から向かっているというこのステージの姿勢、すごく高感度高いと思います。

9日、グアディクスで再びサクラ・プロジェクト、踊るそうです。アンダルシアにいらっしゃる方は、ぜひ!!

 

Text/Mayumi Shimoyama Copyright(C)2014 Sonia Johnes All Rights Reserved