フェリア衣装のファッションショー

2021.09.22

今度の春のセビージャのセマナサンタとフェリア開催決定が公式発表されました!
このまま順調にいけば、コロナ禍でここ2年間中止となっていたセマナサンタとフェリアがいよいよ再開されます。

セビージャの街の大通りで、
路面電車の走行もストップさせ、
フェリア衣装のファッションショーが行われました。
現在コロナ禍で流行の「アイレ・リブレ」です。
(アイレ=空気、リブレ=自由)
雨天の心配がほぼ無いこの地で、換気の問題もなく自由にできる屋外イベントです。
それでも普段なら椅子が密集して置かれてあるところ、間隔おいてセッティングされています。

もともとこのイベントは、
2年間フェリアがなくて、落ち込むフェリア衣装関係者を(デザイナーたちを主に)盛り上げようと市役所が援助して計画していたところ、
イベント開催2日前にセビージャの次回のフェリア開催決定公式発表があり、
イベントは悲涙から突然お祝いモードに変わったのでした。
地元31人のデザイナーたちの衣装が、
週末の土曜日の午前2回午後2回、計4回で分散させてお披露目されました。

フェリアが無しなら人々は衣装を作りませんから、生地屋はも閑古鳥鳴いていて、
店じまいしたところもありますが、
耐え続けた店は、
「さて!いよいよフェリアあるから来月から生地の値段を全部上げるから、今のうちに買っときな!笑」なんて喜んで叫んでます。そしてお客さんが店の店員たちに「おめでとう!」と声をかけて、
「ありがとう!!!」と返す。
フェリアが有るか無いかで街の活気が違うのです。
「セビジャーナス踊るときに、すれ違いを無しにして、人と人の間隔保って一人でその場で踊るルールにすれば良いじゃん!」なんて真剣に訴えてる人もいたくらいです。
生きる源、セビージャのフェリア。
2年間もお預けだったフェリアに、今回どれだけ衣装の新調にエネルギーを注ぐのか、いつになくかなり見もののような気がします。
今、結婚式に参列するドレスなどでは、同布でマスクを作るのが流行ってますから、フェリア衣装でも衣装とマスクがセットで作られるのかもしれませんね。注目!

Text/Mayumi Shimoyama

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