PASTORA&JOSE GALVÁN

2017.11.08

11月になってセビージャも突然肌寒くなってきました。今年も残すところ、わずか。。。 ソニアジョーンズとタブラオ「ガルロチ」のお客様への感謝への気持ちをたっぷり込めた、フラメンコな2018年カレンダー、 来週からガルロチの舞台に立つパストーラ・ガルバンもモデルとなってカレンダーに登場します。今回のガルロチのステージ用に、セビージャのソニアジョーンズ工房にて、パストーラ3着衣装を新調しました。 パストーラ自らが生地屋で選んだ生地で、衣装の装飾の隅々まで全てパストーラがデザインした、出来立てホヤホヤ衣装。 どこでカレンダー用に撮影するかパストーラに相談してみると、直球で即答。 アラメダのマノロ・カラコルと撮りたい!!!!! と。 その隣にはラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネスがいます。 カンタオールとカンタオーラ、巨匠2人の銅像と一緒に!!! と希望でした。 今回ガルロチのステージに一緒に立つ父、 バイラオールのホセ・ガルバンとの父娘ペアルック衣装も父が生地を選び、その生地でパストーラがデザインしました。 フラメンコの髪飾りといえば、花、ペイネタなどですが、パストーラがデザインした、また別の衣装では、緑に黒水玉のエレガントなシルエットデザインに合わせ、黒いトカードを用意してほしい!とパストーラから要請。 しかもそこに、黒のマドローニョー(ポンポン)をぶら下げて、黒のレースで飾りたい、と。創作力100%。踊りだけでなく衣装でも。 トカードというのは、こちらの女性たちが結婚式に参列するときにつける髪飾りです。 女性の盛装に使用し、帽子ではなく帽子風な羽などをつけた髪飾りといいましょうか。。。 今回のパストーラの衣装のときにセットで使う予定ですが、踊るときに邪魔にならないか吟味して、タブラオで踊るときにもつけてみようかな?と考えてるようです。 パストーラ、何をやってもフラメンコ。 先週末、ウトレラ(セビージャ村)の劇場にて、 司会者がこれから踊るパストーラを、 「彼女なら何をやっても良い。どう踊っても良い。彼女がやれば全てフラメンコ。 目を閉じていても魂に届く踊り、パストーラ・ガルバン!!!!」と紹介していました。 10代で、セビージャのコンセルバトリオ(公立舞踊学院)を卒業していますから、カスタネット、クラシコエスパニョール、バレエ、全部こなした上に、今のパストーラが出来上がっています。 なので踊りのレパートリーもオールマイティーなので、マヌエラ・カラスコ風に踊ることもできれば、マティルデ・コラル風に踊ることもでき、 トリアナのおばちゃん風でお願いします、と頼めばそれも最高に楽しく踊れます。 全て自分の中で消化させ、パストーラとなって出てくる。久しぶりの日本でパストーラ節、どんなタッチで出てくるのか楽しみですね。 丈の短いおばちゃん風衣装、新調してます今回。 パストーラの大好きな色、ピンクで。 パストーラが選んだピンク系生地を全部組み合わせて、可愛く楽しい衣装ができてます。 タブラオ「ガルロチ」オープン前からこのパストーラの来日が決まっていました。 父ホセ・ガルバンただいま70歳。一緒に踊る踊りも楽しみですね。 最後にホセが日本で踊った劇場で、自分に対する拍手が3分間続いたことが感動し忘れられず、日本人に対する自分の深い尊敬心を熱く語っていました。 パストーラとガルロチの話を煮詰めた2016年の夏、付き添いで来た父が「僕が長期で行きたいのに、、、」と隣でつぶやくのを何度も横目で見ながら、最後に、「もー、じゃあ私と行く?」とパストーラが苦笑いで父をパートナーとして誘ったのでした。 久々の父娘共演、ぜひお楽しみあれ。

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